脳の新化と眠り

ふつう睡眠は、脳のある生物、つまりある程度進化した多細胞動物にだけ存在する、と考えられている。

動物が進化した結果、身体のつくりが複雑になり、大きくなる。

それに応じて、神経系の構造もしだいに複雑になり集中化して、脳ができる。

脳は外界からのさまざまな情報を処理し、たえず変化している身体のはたらきをうまく調節することが専門の、特殊な器官である。

脳のはたらきが安定していないと、個体の生命も種属の維持もおぼつかない。

デリケートな脳を休息させるために、新しい生理機能を開発して、身体全体の活動を積極的におさえる必要が生じた。

これが羽毛 布団 通販での睡眠のはじまりであろう。

眠りの進化

ほんとうに眠っているかどうかは別として、1日のある時間帯に、ほとんどの生物はながいあいだ活動をやすむ。

これは、活動と休息のサーカディアンリズムとよばれる生物特有のリズム現象で、遺伝的にうけつがれる性質、とみなされている。

植物や微生物でも、よく観察すると、さまざまなはたらきが1日の周期で変化している。

カタバミやネムノキは、夜になると葉をとじて眠っているようにみえる。

しかし、これはたんに活動をやめた状態であるから、科学者はこのような現象を羽毛 布団 販売で眠る人間のような睡眠とよばない。

たんなる休息が進化して、特別な意味をもつ状態に変化したとき、これを睡眠とみなすのである。

高齢者の眠り

いっぽう、高齢者の眠りは、ふたたび幼児みたいに1日に何回もとるパターンにもどるが、質も量もずいぶんちがっている。

年をとるにつれて羽毛 フトンでのふかい眠りがすくなくなるが、レム睡眠が占める割合は、比較的安定している。

睡眠時間の総疑はわずかにふえる程度である。

このように、1日の眠りの回数は、年齢とおおいに関係がある。

日中ずっと起きていて、夜にまとめて1回だけ寝る、という習慣をもつのは、日本をふくめた一部の文明国の、ある年齢層の一部の人たちだけである。

意外にも、多くの人はこの事実に無関心である。

自分の寝起きのパターンが普遍的だと思っているようだ。

だが、文明国の勤労者のこのような睡眠習性は、人類全体からみても、また動物界全体からみても、きわめて特殊なものであり、絶対的だとみなせるような様式ではけっしてない。

赤ちゃんの眠り

新生児は1日の3分の2をこきざみに眠ってすごす。

赤ちゃんの睡眠と覚醒のリズムは、数時間間隔でくりかえされる。

親は自分の生活リズムを犠牲にして、快適な羽毛 ふとんでの眠りを諦め、こどもの寝起きにつきあうことになる。

発育が進むにつれて、睡眠はだんだん夜の時間に集中し、昼夜のリズムに同調してくる。

睡眠総疑はしだいにへるとともに、眠りに占めるレム睡眠の割合も、2分の1から4分の1以下に減少する。

うまれたてのときは、いきなりレム睡眠からはじまることがあるが、幼児期になると、ノンレム睡眠とレム睡眠とが周期的にくりかえす様式が確立してくる。

学齢期になると、昼、寝の時間はしだいに覚醒におきかわり、やがて成人のような24時間周期のリズムが確蹉する。

寝すぎは良くないらしい

いっぽう、好きなだけ眠ると、気分はよいか。

体調はよくなるか。

アメリカの心理学者ジョン・タウブは、いつも0時から8時間を寝床ですごす16人の男子学生に、就寝時刻はかえずに好きなだけ睡眠を延長してもらった。

目をさました時刻は、9時30分から14時30分におよび、平均すると2.7時間よぶんに寝床にいて、正味2.1時間よけいに眠ったことになる。

あさいノンレム睡眠とレム睡眠がふえ、ふかいノンレム睡眠は不変だったことは、すでにお察しのとおりだ。

そこで、起きてきた学生たちに、作業能力や注意力などのテストをしてみると、おどろいたことに、8時間寝ていたときにくらべて、これらの成績がみんな落ちてしまった。

眠気も、起きてしばらくすると、むしろ増大した。

必要もないのに、たくさん眠ったからといって、それだけ疲労が回復するのではなく、かえってよけいな睡眠そのものが疲労をおこさせるのではないか、とタウブは疑問を投げかけている。

つまり、バランスがたいせつなのだ。

昼間適度に起きつづけていることこそ、夜間の羽毛 布団での連続したよい眠りに結びつくわけである。

頑張れば結構眠れるらしい

参加した56人のうち、42人が8時間以上連続して眠ったが、11時間以上眠れたのは4人だけで、最長記録は13時間と2分におよんだ。

この実験からわかったのは、高級 羽毛 布団で寝ついてから11時間までは、ふつうの睡眠経過とおなじように、最初にふかいノンレム睡眠が優勢で、以後あさいノンレム睡眠とレム睡眠が優勢になる、という新味のないものだった。

ところが、11時間をすぎると、ふたたびふかいノンレム睡眠が出現してきた。

とはいっても、これがいわゆる熟睡でないことは、それから2時間以内にみんな起きてしまったことからもわかる。

したがって、この現象は半日リズムの影響だ、と考えてよさそうである。

カナダの精神心理学者ロジェ・ブロートンも、看護婦を訓練し、午前4時から15時間、むりやりベッドで眠ってもらったが、寝入りばなのふかいノンレム睡眠のほかに、昼すぎになると、ふたたびふかいノンレム睡眠が出現してきた、と報告している。

無理矢理寝る実験

眠くもないのに、布団 羽毛でむりやり眠るとどうなるか。

こんな実験をくわだてたのは、バーニー・ウェブを中心とするアメリカの心理学者たちである。

かれらは、学生新聞に広告をだして志願、者をつのり、実験室で眠れるだけ眠ってくれ、とたのんだ。

もちろん、報酬つきだ。

こんな楽なアルバイトなら、希望者が多いだろうが、双子のきょうだい一組でなければならない、という条件つきなので、参加したのは一卵性双生児が14組、二卵性双生児が16組、合計56人だった。

双子を選んだのは、睡眠内容は遺伝によって左右されることがあるからだ。

つまり、双子どうしを比較して、先天的な要因と、生活のちがいなどからくる後天的な要因とを、チェックするためである。

高齢者の睡眠障害の治療

睡眠時無呼吸症候群に伴う不眠では、睡眠薬を投与すると無呼吸がかえって悪化することや、高齢者では薬物代謝能力の個人差が大きく少量の睡眠薬でも転倒しやすいので、投与にあたっては以下の点に注意を払います。


(1)原因となる他の精神・身体疾患の治療


睡眠時無呼吸症候群に対しては減量、歯科装具、持続陽圧呼吸療法(CPAP)、外科手術などを行います。


周期性四肢運動障害、むずむず脚症候群、レム睡眠行動障害にはクロナゼパム(リボトリール)が有効です。


(2)睡眠環境、睡眠習慣に問題があるもの


夕方以降のお茶・コーヒーの摂取、過量のアルコール、日中の多すぎる昼寝や運動不足、早い時刻から眠気もないのに入床しているなどに対しては生活指導を行います。


日中の適度な運動・昼寝や高照度光の照射が体内時計の活動にメリハリをつけ、高齢者の夜間の睡眠が改善されます。


また、寝具を気持ちのいい羽毛 ふとんにするなども効果的なようです。


睡眠障害の種類の特定

「依存症になる」


「飲み続けるとぼける」


「睡眠薬よりも寝酒の方が安全」


・・・などの睡眠薬に対する誤った知識を持つ高齢者が多く、なかなか医療機関に受診しなかったり、自己判断で服薬を中止してしまったり、かえって睡眠障害を長引かせているケースも多いのです。


あまり気にせず、布団 羽毛でリラックスすることが快適な睡眠を得るコツです。


さて、睡眠障害の種類の特定ですが・・・


・入眠障害、中途覚醒、早朝覚醒の有無


・日中の過剰な眠気の有無


・夜間の異常行動の有無


・入眠障害、中途覚醒の原因となる身体症状の有無


・不適切な睡眠環境、睡眠習慣の有無


・・・必要があれば精神科、睡眠障害専門医に紹介してもらいましょう。


身体疾患に基づく睡眠障害

今日は身体疾患に基づく睡眠障害について。


a.パーキンソン病、進行性核上麻痺、ハンチントン舞踏病などの錘体外路性疾患では、筋固縮、不随意運動により中途覚醒が増加し、再入眠が困難となります。


b.オリーブ核橋小脳変性症(OPCA)、シャイ・ドレーガー症候群などの脊髄小脳変性症ではRBDや睡眠時無呼吸症候群を合併しやすいのです。


c.高血圧患者では入眠障害が22.3%に、中途覚醒が39.6%にみられます。


羽毛 布団での不眠を訴える高血圧患者の中には脳循環障害、睡眠時無呼吸症候群が高率にみられます。


d.糖尿病患者では夜間の口渇、発汗、神経痛などにより高率に睡眠障害がみられます。


糖尿病患者の56.4%で不眠、40.3%で早朝覚醒がみられます。


e.不整脈、夜間狭心症、心筋梗塞などの心疾患や、喘息発作、慢性閉塞性肺疾患における肺胞低換気、逆流性食道炎、胃・十二指腸潰瘍の疹痛は夜間睡眠中に発生しやすく、睡眠障害の一因となります。


f.腰痛・神経痛などによる疹痛により、夜間の中途覚醒が増加します。